桜が散ると、水辺は急に緑が濃くなってきます。川の土手を散歩していると草が伸び道を覆い隠すほどになり、川幅が狭まって見えてきます。川の源流を見届けたいと思い、地図を片手に行ける土手があれば進んでゆきますが、田んぼや山が迫っていたりで進めないところが出てきます。冬枯れの草と違い田んぼに水が入る時期になると、とくに繁茂が原因で水辺も見えず、道も分からないという状況になります。今回、上流域を訪ねる散歩(走)では、その草に阻まれ、源流地域を見られませんでした。冬場にもう一度、訪ねてみようと思います。
日本エアロビクスセンターから直線距離で900mほど下流の村田川源流域で上流を望む。
村田川の源流は、房総台地の市原市金剛地と、なっています。
この上流域の探査も源流から下流へ向かって下って行こうと思います。地図では、日本エアロビクスセンターのすぐ下から始っているように思いますので、まず、そこへ向かいました。
瀬又、東国吉から県道21号線を台地へ上って行くと県道128号線への分岐がありそこから約2Kで道路左側に案内板がありました。
日本アエロビクスセンターの北側にテニスコートを挟んで左右に駐車場があります。この北側の台地下が源流と言えそうです。
写真左上:水路は、ゴルフ場敷地(正面)へ続く土手下から出ています。
同右上:その水路は釣り堀へ入り、再び流れ出してゆきます。
同左下:駐車場横(左)を流れてゆきます。
同右下:葛のつたなど草に覆われた隙間に流れが見えました。
この地域は長生郡長柄町という行政区域です。長柄ふるさと村という別荘地があり、他にも施設が広く分散しています。小さな流れを追って、下流を目指してゆきます。
草深い谷津をあきらめ台地を下って流れを探します。
写真は、第2グラウンドから見たトリニティ(ホテル)2棟。
各種のスポーツ施設のある台地から下ってくると道路左手の田んぼに水路が走っています。 水路を求め道路右の上流方向をたどると草深い中に水面が見えました。水路に入る前の調整池でしょうか。4~5mほどの川幅があり約30m上流方向に水面が広がっています。その先は草と灌木に覆われ見えません。谷津の上流へ続いているのでしょう。
遠くわずかにエアロビクスセンターの建物屋根の庇が台地の木々の間に上流方面に見えます。
もう一度、草草の枯れた冬場に確認に来ようと思いながら、この場を引き上げます。
道路の下を水路が通り田んぼの中へ伸びています。川の面影はありません。整備された農業用水の水路として下流域の田んぼを潤しているのです。
台地を下ってきて、県道21号線に出ました。
ガードレールが水路に沿って続いています。青々とした田んぼと白いガードレールが印象的です。
この水路に沿って21号線を辿ってゆきます。