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支 川 都 川 の 風 景

 千葉市の市域内を流れる都川は、低い丘陵からの支流を集め東京湾へ入って行きます。都川をたどって来て、最後となったのは「支川都川」です。この源流となっている調整池は、私が住む「おゆみ野」地区にあります。よく散歩するところなので、先延ばしになり「都川」ページの最終になりました。秋の涼しくなった日、本流との合流点から6.55キロほどの距離を自転車で散歩しました。

0 都川と支川都川の合流地点です。画面右からの流れが支川都川で本流へ入ってきます。(中央区の端になり、支川都川がここから若葉区との区界になっています)

◆合流地点から上流へ

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 合流地点の風景

合流点 都川へ右から支川都川が流入している所にゲートがあります。本流に三角州にあり、水量の少ない今は洲に沿い上流方向へ流れ本流にはいっていました。夏草が両岸を覆い川沿いを進めず、一旦「都川水の里公園」へ出て上流へ辿ってみます。

 白鷺橋の風景

橋 合流地点の上流方向は広々とした「都川多目的遊水地」で、京葉道路の「千葉東JCT」が西と南を囲い、側道の国道16号が走ります。水の里公園の北を支川都川が沿い、白鷺橋という7m程の小さな橋が架けられています。渡って右岸を進んで行きます。

ラジコン 橋を渡って直ぐ、草を刈った広場が見えます。ラジコンの飛行機を飛ばすところのようです。愛好者が車に積み込んだラジコンを下ろし、準備をする人が三々五々集まっていました。高架の「千葉東金道路」に沿う川はカーブし道路下を抜けます。

 星久喜橋の風景

辺田前橋1 S字状に蛇行し高架下の先は星久喜橋です。振り返ると高速道路を右・左に車が疾走しています。京葉道路への合流と料金所へ出・入りの4車線です。東金・八街方面へ、また逆に千葉・東京方面へと通じています。橋を渡り左岸側の道を進みます。

辺田前橋2 前方の風景が開け右手先の丘陵が遠くにあるように感じられる所です。左右の低い丘陵の間に支川があることが良く分ります。低い段差があり水量が分かります。セイバンモロコシ?でしょうか、この雑草が両岸に続き水面が見えないほどです。

 新都川橋の風景

新都川橋 新都川橋の欄干越しに上流方向を見た景色で、舗装の1.5mから2mほどの歩道が両岸を通り、荒地が左も右にもあります。セイタカアワダチソウなどの雑草が休耕田を覆います。新都川橋は星久喜町と大宮町を結ぶ道になっているようです。

 近江下橋の風景

小桜橋 近江下橋で釣りをしている人を見かけました。釣れるのかな、と見ていると、自転車に乗って二人の男の人がやって来て、橋下の釣り人に釣果を聞いています。まだ、結果が出ていないようです。この二人もこれから場所を決めるのでしょう。この橋の下かを。

船乗場 橋の左岸側に仁戸名町の住宅が迫っています。荒地がつづいた風景から川沿いに住宅が続いている地区になり、次の川戸橋までの間に家がまばらにあります。一方の右岸の丘陵へ向かう道が橋を渡り延び、千葉東金道路の下を抜けます。

 川戸橋交差点からの風景

0 車道と両端に歩道のある川戸橋に出てきました。左岸側は二股になった交差点です。左岸に沿って上流方向への道は、丘陵を上り県道20号の大網街道へ。一方右岸へ渡る道は丘陵を上り、千葉東金道路の上を坊谷津橋で渡り、大宮団地へと結んでいます。

公園下 左岸側の道を川戸橋から少し進むと、用水路の水を制御するゲートがありました。2mほどの高さで門扉を囲むコンクリート造りの枠に梯子が付いています。上って上下流の景色を眺めてみました。両岸の丘陵が狭まってきているのが分かります。画面は上流方向。

 坊谷津大橋の風景

谷頭橋まえ 川は地元の人にとって良い散歩道です。合流地点から平山大橋までの間は、散策する人が多いようで時折、私が自転車で通ると見かけます。この橋は10m弱で幅も6m程でしょうか、名が大橋と、あるのは相応しくないように思い、橋を見直してしまいます。

 平山大橋からの風景

谷頭橋あと ここは”大橋”と言える平山大橋に出ました。長さが約14m、両サイドに歩道があり幅が約20m弱の橋です。車が多く右も左も坂を上り、川は谷の底だと良く分かります。画面の奥方向は丘陵の上で大網街道に繋がり一方左は大宮台団地へ向う急坂です。

谷頭橋あと 平山大橋を過ぎてすぐ左から流入する水路があり、それを渡ると支川都川の川幅は狭くなりました。ここから先は、区名が変わり緑区です。川を境に中央区と若葉区であったのが、この先両岸とも緑区になりました。散歩するうえでどうでもいいことですが…。

 新しい緑水橋に

0 立派な新しい橋に出ました。橋を渡って左奥へ続く並木のある幅広の道があります。右には平山大橋から続く道へT字につながっています。ここは斎場への入り口でした。平成17年6月の稼働とのことです。ここまで来ると川面は2m強程の幅なっています。

 辺田調整池

調整池 右岸側の道を進んで来ると土手にフェンスを見つけ、一段高くなった上へあがってみました。「辺田調整池施設概要」とあり支川都川の雨水対策の施設です。広い池が造られています。池面積が13、350平方m。洪水調節量5、300立法mとありました。

 辺田十字路の南方向の風景

0 辺田十字路の交差点に出ました。画面の奥へ続く道はJR鎌取駅のすぐ西、県道20号の大網街道(鎌取十字路)につながる道です。外房有料道路がここでと交差するインターチェンジでもあるようです。川は、交差点の下を斜めに横切って上流へ向かいます。

0 辺田十字路から北方向の画面で県道66号線です(画面の左上に県道標識)。この先は丘陵を上り、東金道路(有料)の上を通り、下って本川の都川に出会います。再び丘陵でその谷間を川が、東金街道(国道126号線)は丘陵に沿い、そこへつながります。

0 川は交差点の手前から道路下を通り、S字に蛇行し、また外房道路下を抜けます。かつて、この道が使われていたと想像できる場所で、川に沿って200m残る旧道を進み、交差点を渡ります。画面の手前は県道66号下を抜けた川に、左に旧道が沿っています。

0 外房道路の交差点を横断します。この有料外房道路が造られた時、旧道は直線で交差点になったのではないか、と思いつつ回りを見渡しました。外房道路に沿う川と歩道があり、この右岸の道を辿って行きます。

 トンネルに出会う

0 両岸はブロック積みの三面張り水路続き、所どころ張られたブロックがはがれているのが見うけられます。山際に沿って小川状態になり、バス会社の敷地との間を流れ、交差点から600mで先方にトンネルが見え、ここで川は途切れました。

 大網街道(県道2051号線)に出る

0 消えた川の先を辿ると千葉聾学校のグラウンド下を抜け、並行した丘陵脇を外房道路が通る谷間を流れるようになります。一方の左岸側の丘陵にはJR外房線の鎌取駅があり、大網街道が通っています。下総橋という谷を渡る道がゴルフ場へ続いていました。

 都川調整池の吐水口へ

0 水路は、県道20号の大網街道とJR外房線の下へ姿を消しました。その先は大きな調整池です。土手を回って水が流れ出る所へ。吐水口が大網街道方向へ向かって落ち込み、水路へつながっているのでしょう。支川都川になるのです。

0 この調整池の名称は特に無いようで都川防災調整池とパンフレットに出ていました。周囲は散歩できるようになっています。おゆみ野地区を一回りする遊歩道(四季のみち)がこの調整池の南側にあり、私が散歩で通る身近な風景なのです。

 都川の支流「支川都川」の地図