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坂月川の風景

 都川の支流「坂月川」は、加曽利町と太田町を分けて本流右岸をほぼ右へ45度カーブしながら合流しています。この合流地点の風景は護岸整備によって広々とした川幅を感じます。ここから上流へたどってみます。途中には右岸側に有名な加曾利貝塚がある丘陵下を流れ、桜木北1丁目の住宅街の中に坂月川は消えていました。流れはわずか3.1kmほどの散歩に丁度手ごろな長さです。

町内会館  坂月川の終点です。調整池になっていました。桜木北1丁目の住宅街への大雨を調整します。池の中に床を浮かせた小桜町内会館がありました。四角に囲われた窪地に今は水は無く、オオキンケイギクと雑草が底に生えていました。ここから坂月川がは始まるようです。

◆合流地点から上流へ

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 合流地点の風景

合流点 手前の本川へ正面から坂月川が流入している地点の本川左岸側から眺めです。護岸工事で川幅が広く感じられ、雑草が土手を覆っていないせいか、遠くまで俯瞰でき、これから遡る坂月川の上流方向が正面に見えている。対岸(本川右岸側)へ大回りします。

 坂月川橋の風景

坂月川橋 東金街道(国道126号線)に架かる坂月川橋です。合流地点から右岸を遡って350mほどの所にあります。砂利道を辿ると、千葉市内の中心と東金市を結ぶ東金街道に出合ます。右岸側に舗装された道に車両止めの柵があり、ここを抜け遡って行きます。

坂月橋2 坂月川橋の上からこれから遡る上流側を見た風景です。川の両サイドには低い丘陵が、奥行きを付けています。夏草が川面を覆っていて水面が少し覗かせているだけです。遠くに邉田(へた)前橋が見え、約200mの所です。次にここをめざし進みます。

 邉田前橋の風景

辺田前橋1 邉田前橋の欄干越しに上流方向を見ています。川底の砂州に夏草は無く川幅も広く感じます。遠くに浄真寺というお寺の屋根が左岸側に見えます。太陽光発電のパネルが手前に広がっていました。ここから、次の小倉大橋までは800mほどです。

辺田前橋2 小倉橋へ向かうとすぐに舗装から砂利道になりました。川底に洲ができ流れが分断されているのが見えます。ここ右岸は土手が新たに造られたようで、以前は川幅が広がり、道(土手)は、かなり歪曲し現在のように真直ぐではなかったのでは、と思われます。

 小倉大橋の風景

小倉橋 小倉大橋の欄干越しに上流方向を見ています。左岸側に小倉町の住宅が丘陵に広がっています。川は左手方向へカーブし、その先に大きな建物の一部が見えています。中央メディカルセンターという病院でした。次の小桜橋まで僅300mほどです。

 小桜橋の風景

小桜橋 歩道と川を跨いで小桜橋が架かっています。モノレールの千城台北駅から佐倉街道(51号線)へ結ぶ「小桜橋通り」と呼ばれる道です。左にメディカルセンターの建物が道の側まできています。左岸の丘陵もここで川岸へ近づいてきています。

 加曾利貝塚公園の下で

船乗場 小桜橋から560mほど進むと、石造りの案内があります。加曾利貝塚公園のある丘の下で、ここが縄文時代の船着場であったのでは?と記されています。荷揚げされた大量の東京湾の貝は、何代にもわたり、加工後、破棄され積み上げられたのです。

公園下 案内板の先に貝塚公園へ上って行く踏み跡が伸びています。川には、仮設の鉄骨の橋が対岸へ架けられ、渡って、振り返ると、そこから大須賀代官旧宅の屋根が見えています。江戸時代の屋敷で、昭和43年に市へ寄贈され幕張町からここへ移築されたそうです。

谷頭橋まえ 仮設の橋から上流方向を見た風景です。モノレールの橋脚が両丘陵を結んでいるのが見え、その下を坂月川が流れます。モノレールとその下に架かかる谷頭橋へ進みます。川は、底に土砂が溜まり洲になって草がおおっています。

 谷頭橋を過ぎて振り返る

谷頭橋あと モノレールとその下の谷頭橋を過ぎ、振り返ると走りすぎる車両が見ました。100mほどの所です。正面には住宅が見えています。近辺は住民の方の快適な散歩道になっているようで、対岸には児童向けの自然観察の場所のようです。

 遊歩道が終わる

0 さらに進んだところで、道の正面と左手に住宅が迫っています。道は終わっていました。いったい坂月川はどこへ消えたのか、川の向かった先の正面に住宅があるだけです。両岸は狭まり、夏草が覆い茂り、水面も見えません。

 坂月川のはじまりはここか?

0 初夏の覆いしげる雑草をかき分け、水面を求めて土手を踏みしめて行くと、鉄筋の網状になった柵が見えました。水面も小さな水溜まり状態です。住宅の地下をパイプで川上へ抜けているらしい、と判断し住宅地への道を探ます。

 調整池への流入口

0 直ぐに道路わきにフェンスで囲まれたおよそ100mと50m四方ほどの窪地が現れ、ここが調整池になっていることが分かります。二方向が道路に沿い、他の二方向が住宅に接しています。調整池の北側に住宅地から流入する排水溝がました。

 北側に小桜公園

0 調整池の北側に道路を挟み、小さな小桜公園があります。ここに立って四方を見渡すと回りは坂になっており、丘陵が左右を囲み、谷の底に当たることが分かります。谷は南へ向け開け、かつて坂月川はここを下って都川本流へ向かったのです。

 佐倉街道(51号線)に出る

0 公園から先は、どの様なところだろうと、北へ坂を進んで行きました。坂の先は国道51号の佐倉街道で、その下を抜けて道がつづいていましたが、国道へ上ってみます。振り返ったのが左の画面です。今やってきたところが俯瞰でき、谷になっています。

都川の支流「坂月川」の地図