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水辺のスナップ #4(奥入瀬渓谷)

 初夏の奥入瀬渓谷(青森県)を訪ねてみたいと思いながら月日がたち、やっと出かけてみました。森の緑と渓流の飛沫の白さが素晴らしく、その渓流をスナップしてみました。(2015年6月末)

 石ヶ戸から十和田湖へ

 奥入瀬渓谷は、十和田湖の流出口から焼山というバスターミナルまで の約14kmとされているようです。湖面(約400m)と焼山(約200m)の高低差は約200mで渓流に沿って遊歩道があり、すぐ横にはバス道が通っていますので、楽に歩くことが出来ます。このうち焼山から約5kmの石ヶ戸から上流へ約9kmを歩きました。

 木漏れ日の遊歩道をたどり

 

 バスを石ヶ戸で降り、休憩所から歩き始めました。「いしげど」と読むそうで「げど」は小屋、石の小屋との方言だそうです。木に寄りかかった石が小屋のようになり、そこを住み家とする美女が盗賊であった、と伝説を紹介しています。遊歩道は上り下りがほとんど無く、初夏の木漏れ日の中を瀬音を聞きながら歩きます。

 渓谷沿いの遊歩道を右左へ

 渓谷には、その姿・形からそれぞれ名前が付いているようです。歩き始めてすぐに「石ヶ戸の瀬」(左写真)と表示のある流れになり、以後、「阿修羅の流れ」(右写真)、「平成の流れ」、「飛金の流れ」、「白銀の流れ」、「寒沢の流れ」、「万両の流れ」と瀬の形状を表現した名称が付いていました。

右岸側から見た瀬と馬門橋(まかど)を渡り左岸側からの阿修羅の流れ

 渓谷沿いの滝を楽しむ

 渓谷には、美しい瀬、流れだけではありません。両岸から沢山の滝が流れ込んでいました。こんなにも滝があるとは思っていなかったので意外でした。名の付いた滝が14か所もあるのです。そのうちの6つの滝をスナップしてみました。また、本流唯一の滝もあり,川幅(20m)いっぱいに銚子大滝が7mの落差を泡立って流れています。

右岸側の崖から千筋の滝が緩く流れ落ち、同じく右岸で雲井の滝が自動車道脇に流れ(養老沢)、道路下を通って渓谷へ入っていました

左岸の崖に白布の滝が林越しに見え同じく左岸で白糸の滝が望めました

左岸に遠く林越しに不老の滝、同じく左岸側に岩を流れ落ちる九段の滝

銚子大滝の名の由来は十和田湖が徳利、その注ぎ口になるところからと

 渓谷の魅力的な風景

 渓流の見所は、流れであったり滝や岩、そして周囲の代表的なブナの林など様々あるでしょう。コケもその一つで、木道の橋や岩に張り付く苔は、渓谷の趣を一層美しくさせているように思います。300種以上のコケがあるそうです。ぶらぶらと、楽しみながら3時間近く歩き満喫しました。源流の十和田湖に到着し静かな湖畔を眺め一時休憩です。

段差のある流れや川幅も大小と変化があり、苔むした橋も趣があります

子ノ口(ねのくち)水門は湖水の水量調整。遊覧船発着場が流出口に

子ノ口の遊歩道入口にある案内板で奥入瀬渓谷の見所が紹介されている