第二日目 前橋から古河へ

 昨日の夕方は、もっと先へとの思いから行き過ぎて、思い直し前橋で泊まる。少し引き返す羽目になり南部橋で宿へ向かった。今朝はそこへ戻り利根川の右岸を下って行く。二日目の朝は、どんよりとした雲の多い天気。五料橋を横目に通過してしまい「高崎伊勢崎自転車道」へ向かっていた。ゴルフ場を回り込むところで気付き引き返し左岸へ渡る。再び右岸へ渡る橋を間違えないよう坂東大橋へ。ほぼ1kmほどの長い橋を渡る。この先に「島村の渡し」や「赤岩の渡し」があり、観光客向けの渡船を運行、乗船してみる。

黄色の旗赤岩の渡し

右岸の黄色の旗を揚げ対岸の船を呼ぶ。左岸、千代田町の赤岩の渡しで対岸へ向かうサイクリストら

南部橋距離表示

 二日目朝、昨夕引上げた南部橋へ戻り再び右岸へ。教会風な結婚式場が西詰にありこの下へ。

 「海から186.5kmです」の標識を見る。以降、銚子市へ下って行く500m毎に立っている。

野仏坂東大橋

 高崎伊勢崎自転車道へ入ってすぐに野仏さんが集められていた。道を間違っているのを気づく。

 板東大橋は飛び立つ白鳥をイメージに平成16年に架け替えられ4車線になり自転車道も造られたという。

河幅県境

 坂東大橋から下流側を見る。河幅が広く橋の長さは936m。利根川で4番目に長いという。

 板東大橋の中央に県境に標識。群馬県伊勢崎市から埼玉県本庄市に入る。

島村の渡し0

 標識に次の橋の名があり走行する上で目安に。また「島村渡船場」などの情報を教えてくれる。

 堤防は見晴らしが良く、土手下の耕作物が変わって行く。有名な深谷ネギの畑がつづく。

深谷ネギ畑右岸渡し

 大河の利根川は河川敷も広い。ゴルフ場を始め野球場、サッカー場など利用され先々で見られる。

 赤岩の渡し場の案内があり河川敷へ。渡船場の歴史を読む。江戸時代に板東十六渡津(としん)の一つで上下流の物資中継点とし賑わいがあったと。

渡し船赤岩渡し

 黄色の旗を揚げる人が、渡ってみないかと誘ってくれた。対岸から船が来て我々を乗せる。運営は県から千代田町が委託を受けているとのこと。

 渡船料金は無料で天候が悪くない限り8時半から5時の運行。冬は30分早く終わる。埼玉県熊谷市から群馬県千代田町の赤岩へ渡る。常夜灯があった。

武蔵大橋グライダー

 水資源機構管理の利根大堰を渡り、再び埼玉県側へ。武蔵大橋として約700m自動車道が走る。

 羽生スカイスポーツ公園の横にグライダーが見えた。ここから飛び立つのか、格納庫もある。

未来館河幅広い

 加須未来館(中央の建物)を通り過ぎ、ここの先は自転車道が無いとのロードマップ情報なので思案。

 埼玉大橋を渡り茨城県の古河市を目指す。近くに宿がないので足をのばす。橋上で上流方向の眺め。

前橋~古河市への走行経路