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高野山へお参り

 奥之院への参道は荘厳な気持ちに


 弘法大師の聖地・高野山へ出かけ、お参りしてきました。
 四国八十八箇所を自転車で巡礼し無事に結願できたことを、お礼するためです。

 お遍路さん向けに書かれた所謂「遍路本」に、無事に結願したことを、お礼に再度、高野山にお参りするように書かれています。

 必ずしもこの通りにする必要はない、とは思いますが、このような記述があると、お参りしないとなんだか遣り残したことがあるような気持ちだったのです。

 そこで、昨年(10年)11月に出かけました。山は、紅葉黄葉が散る晩秋です。

 3年前に八十八箇所を廻り終え、徳島からフェリーで東京へまっすぐ帰ってきました。この時、高野山へ直ぐに行くべきだったかな、と後悔もあったのです。

 訪れた聖地・高野山はさすが世界遺産だけあり、人の多さに驚きです。たまたま日曜日だったので、そのせいもあるのでしょうが、欧米、アジアなどからの人々も大勢やって来ています。

 まず、奥之院へ行き、弘法大師様を祀る御廟にお参りします。杉の大木や桧が参道を覆い木漏れ日の中を歩いて行くと荘厳な気持ちになります。満願成就されたであろう白装束に菅笠のお遍路の方も見受けられます。

 この奥之院には、1200年前から現代までの様々な墓や供養塔があり、その数20万基を超えるそうです。江戸時代の大名の墓があるかと思えば、現代の有名企業名ロゴが付いた供養塔が競って建てられています。弘法大師の足もとに眠れば極楽浄土にある、との信仰なのでしょう。

 高野山は、多くの寺院があり、僧侶の修行の場と祈りの場でもあるのです。また、そこに生活する人々と全国からの参詣客や観光客向けの商店と宿坊からなっている一大宗教都市です。

 奥の院前で参拝を済ませ、広い駐車場からバスで千手院橋へ。ぶらぶら歩きで金剛峯寺、根本大塔を回って真言密教の世界を感じようとしてみました。
奥之院への参道
奥の院への参道は老杉が両側にそびえ荘厳な気持ちになる
御廟橋にて
この御廟橋からは御廟として聖地だ


スナップ

御供所
弘法大師が眠る御廟への参道横に御供所

根本大塔は大日如来が安置されている
結願したお遍路さん
四国を回ったお遍路さんら訪れる


*デジカメのCCDが故障し、画像が見難くまってしまいました。なんとか画像処理で、救えるモノを使用しましたが、ひどい状況には変わりません。